横浜スローライフ

ゆったり、まったり、横浜スローライフ。ありふれた毎日を心地よくする音楽、雑貨、グルメなど…

July 2012

IMG_7521kw20081111_002mランドマークプラザの端っこにあるカレーうどん専門店。前から気になっていたココで今回、横浜横浜美術館に行った後にランチしました。店名は古奈屋って言います。古奈屋(本店は巣鴨)を一躍有名にしたのはカレーうどんで、うどん好きの素人が苦労して独学で作り上げたというストーリーと共にメディアで数多く取り上げられ、ここ10年で人気店となりました。

妻は期間限定の冷やしトマトカレーうどん、僕は一番の人気商品である海老天カレーうどんを注文しました(それにしても最近ウドンが多いなあ)。カレーうどんはまろやかでクリーミーですが、カレーに負けない強烈な出しの旨味を感じました。この当たりが人気の秘密でしょうか。うどんの方はそんなに太くないのにコシがあります。風味は悪くはないのですが、食感がちょっと僕の好みとは違いました。妻が頼んだトマトカレーうどんは随分と塩分が強かったみたいですが、イタリアンな風味が見え隠れして美味しかったそうです。専門店ならではの飽きのこない味ですが、何度もリピートしたくなるような中毒性はあまりありません。値段も少々お高めです。

出汁が服に飛んで汚れるのを防ぐために紙エプロンがあるのは嬉しい配慮ですね。店内も洒落ています。

IMG_7520夜まで待てない横浜美術館に奈良美智の作品展「君や 僕に ちょっと似ている」を見てきました。横浜では10年ぶりの個展開催で、作品はすべて3.14以降のラインアップだそうです。ゲートを入るといきなり巨大なオブジェ(画像)が迎えてくれ、憎たらしい少女の独特な表情に出会えます。

最初の展示室には彫刻が8点。そのためのエスキースや石膏も置いてありました。銀色・金色・黒・灰色の地味なブロンズばかりが暗い部屋の中に点在していて、なにやら今までとは異なるアプローチが感じられます。僕のような凡人にはやや単調に思われるのですが、その中で「樅の子」というクリスマスツリーに女の子の顔がくっついている作品に妙に惹かれました。他の展示室には、見慣れた憎らしい女の子の絵がたくさんありました。奈良さんが作り出す作品は時に挑戦的であり、またある時には瞑想しているような憂いを帯びた多彩な表情を見せてくれます。そこには、可愛らしさの奥底に 秘められた強い意思や、言葉にできない感情といった人間の奥深さが表れ、見る者の想像力をかきたてる魅力を秘めています。「夜まで待てない」という作品が僕のお気に入りなのですが、この作品に限らず奈良さんの描くどことなく邪悪な印象の女の子に込められたメッセージを探る、それが何とも面白いわけですね。

サブカルチャー的な毒が隠れていて、真剣に作品を鑑賞すると結構しんどいですが、コマーシャリズムに受けそうなとっついき易い作品ばかりですので、気軽に知的な刺激を受けたいという人も問題なく楽しめます。BGMに大げさな現代音楽が流れていない点もすっきりしていて良いですね。



foods2012妻のかねてからのリクエストで、ガレットを食しに赤レンガ倉庫のBreizhCafeというところに行ってきました。ガレットはフランス北西部のブルタ−ニュ地方のそば粉のクレープ。蕎麦はやせた土地でも育つ作物だったためブルタ−ニュ地方ではガレットが主食の時代が数世紀間続いたそうです。デザ−トとしてのクレ−プが出来たのは随分と後のことで、 ガレット=そばの生地=塩味、クレープ=小麦の生地=甘味 と一般的に使い分けられています。

この赤レンガの店はEXPRESSと付いているだけあって、オーダーカウンターでお願いしてお金を払って、受け取りコーナーに取りに行くスタイル。テイクアウトにも対応しています。フードコート内なので、ゆっくり落ち着いて食べたいという人には、あまり向いていませんね。

僕と息子はチーズとソーセージ、妻はハム・卵・レタス、娘はパルマ産生ハムをオーダー。ガレットは蕎麦粉クレープだけあってパサパサした触感、全体として何だか印象が薄い味です。娘は生ハムの塩気が強かったらしく、息子は量が少なすぎて物足りなかった様子でした。妻だけは終始ご機嫌で、目的を果たした満足感が顔に表れていました(よかったよかった´∀`*)。ガレット&ドリンクのセットで1300〜1500円は、おやつに食べるには少々高すぎかな?

ガレットにはリンゴの発泡酒”シードル”を合わせるのが暗黙の決まりだそうですよ。今度はお酒のツマミ食べたいですねえ。

_SL500_AA300_夏がだんだん近づいてきた。夏と言えば避暑地。今日は50年代の避暑地の風景が目に浮かんでくるような1枚を紹介しましょう。ジューン・クリスティのサムシング・クールという、とってもいい雰囲気の1枚。このアルバムはジャズボーカルの世界においても最高傑作のひとつに数えられています。

ジューン・クリスティはケントン・ガールズと呼ばれたスタン・ケントン楽団出身の女性シンガーの一人で、他にはアニタ・オデイ、クリス・コナーが有名。ケントン楽団は知的で洗練されたサウンドが特徴で、クリスティもその影響が強く、ハスキーボイスの魅力、クールな語り口、知的で清楚なたたずまいが何とも魅力的です(まあ、日本人男性好みっていうわけ(´∀`*)。ジューンのように時間の経過を忘れさせてくれる歌声っていうのは、そうあるものではありません。

白人ボーカリストらしい洗練されたハスキーボイスがモノクロームの映画のような懐かしくも洗練された雰囲気を出しています。ビーチリゾートよりも軽井沢のような避暑地に向かうクルマのBGMにピッタリかもしれません。




IMG_7486IMG_7487鎌倉投信というファンドの説明会に参加するため鎌倉に行ってきました。鎌倉投信は資産規模は17億と小ぶりながら「日本のいい会社を応援する」という理念で頑張っている注目のファンド運用会社です。日本の中小型株中心の運用で目標リターン4%は控えめな気がしますが、投資方針に興味があって、実際に話しを聞きに行った訳です。社員数9人と運用体制が気にはなるものの、こうしたユニークなファンドへの投資も中々面白いかなと思っています。ココの社屋は古民家をリノベーションしたもの。とても鎌倉っぽいです。和風&Slowな雰囲気は、最近の僕の嗜好と合致していて、実に羨ましい限りです。

IMG_7482IMG_7485説明会に出る前、ランチをしたのは「鎌倉みよし」という小町通りから少し入ったところにある釜揚げうどん屋です。僕らは「天ざる鶏汁うどん」というものを頼んだのですが、このメニューと「天ざる胡麻出し汁うどん」というのが人気みたいです。天ぷらは鎌倉野菜が中心ですが、さきイカやヤングコーンなどの珍しいものもあります。サクッとした揚げたて天ぷらは塩でも鶏汁でもマッチし、とても美味しいです。さきイカの天ぷらは、お酒を飲みながらだと至福の時間をもたらすでしょう(^∀^)。うどんはコシがあってツルツル喉越しがいいです。量もザルの上の見た目よりもずっとあります。鶏汁は山車の香りと柚子の香りがする濃い目のものです。醤油のかどが少しきつめですが、天かす、刻みネギ、しょうが、七味も用意されていて、これらをプラスしながら楽しめるようになっています。味は大変満足できるものですが、オペレーションに難あってか出てくるまで時間がかかります。※なので結構並んでいる。

観光客相手の店のように見えますがレベルが高いうどん屋で、美味しくお腹いっぱいになるおススメの一軒です(´∀`*)

何を思ったのか、会社の創立記念日にタイ料理を食べて、アメイジング・スパイダーマンを見ました。桜木町のコレットマーレの映画館。平日午後ということもあって、超ガラガラでした。映画が始まる前にコーラとジェラードのセットを買い、館内のど真ん中に座って見ました。庶民には贅沢な休日です(笑)。この映画は青春映画であると共にちょっとだけヒューマンな側面があるのですが、ストーリー的には「クモ男対トカゲ男 激闘!」といったところ(笑)。単純明快です。エンターテイメントとはこういうものだっていう感じで100%楽しめます。

3D版で見たのですが、3Dならではの立体的な効果は終盤以外それほどでもありません。ただ、そうは言っても映像的な迫力は圧倒的にあります。マッチョっぽい完全無欠のヒーローものじゃないところが、結構ジャパニーズ好みだと個人的には思うわけです。


p1m【あらすじ】
13年前に父リチャード(キャンベル・スコット)と母メアリー(エンベス・デイヴィッツ)が失踪して以来、伯父夫婦であるベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)に育てられてきた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)。彼は、ニューヨーク市警警部キャプテン・ステイシー(デニス・リアリー)の娘で、同級生のグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)を密かに慕っていた。そんなある日、ピーターは自宅で父親の残していった鞄を見つける。中には、父の親友であった生物学者カート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)と父の関わりを記したメモが入っていた。父のことを知ろうと、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。その翌日、ピーターの体内で大きな異変が起こり始める……。

51oI4QtGBeL__SL500_AA300_今日から7月ですが、まだまだ梅雨ですねえ。今日は雨の休日にソファにでもゴロンとなって、まったりと聴くのに最高な一枚をご紹介。マイケル・ブレッカーのNearness of You-the Ballad Bookっていうアルバムです。マイケル・ブレッカーって言うと、バリバリとブロウするイメージの強いサックス奏者ですが、これはリラックス効果抜群(というか全身からチカラが抜けるような癒し感)のサプリ効果を期待できる一枚です。

ギターはパット・メセニー、ピアノはハービー・ハンコック、ベースはチャーリー・ヘイデン、ドラムスはジャック・ディジョネットという豪華なオールスター編成。あのジェームス・テイラーがDon't Let Me Be Lonely Tonightなどで2曲参加しています。ラストの曲はコルトレーンのSay It(日本版のみ)。これはちょっと甘すぎるきらいがありコマーシャルチックではありますが、まあ良しとしましょう。難解なJazzでも、単なるイージリスニングでも、ましてはフュージョンでもない、職人芸のような演奏。日々の疲れを癒すのにピッタリですよ(´∀`*)。

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