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いよいよ年末ですね。長いお休みの時、リラックスできるジャズCDをご紹介します。ジャズというと難解なイメージを持たれている方も多いようですが、今日は固いことは抜きにして、ジャズが持つ魅力の一つである「お洒落な雰囲気」を堪能できる作品をご紹介します。この5枚なら、ムズカシイってことはありませんよ。安心してグラスを傾けてください(笑)。


バラード[サックス] 超有名。ジョン・コルトレーンのバラード作品です。後期、フリージャズの方向に行ってしまい、とても難解になってしまいましたが、1960年代初頭の「バラード」「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」の3枚は、とても聞きやすいです。「至上の愛」とかを最初に聞くと、コルトレーンは間違いなく嫌いになりますね。


Waltz for Debby[ピアノ] あまりにも有名なビル・エヴァンスの人気盤。特に1曲目マイ・フーリッシュ・ハートの美しさは驚異的ですね。エヴァンスのピアノはリリシズムに溢れていますが、甘さがあまりなく何度聞いても飽きません。この「ワルツ・フォー・デビイ」と「サンデイ・アット・ザ・ヴィッレッジヴァンガード」の2枚はライブなので、スコット・ラフィロ(ベース)との熱いインタープレイが生き生きと伝わってきます。


メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー[ピアノ] キース・ジャレットの比較的新しいピアノソロ。これをかけていると、空気が澄んで来る気がします。静寂の極致です。ファンの間でも大変人気が高い1枚ですね。キースはスタンダードトリオでの演奏や、「ケルンコンサート」などのライブでの即興ソロピアノでもファンが多いですよ。




1958 マイルス[トランペット] ジャズの帝王マイルス・デイビスの隠れた人気盤。マイルスは、50年代のアコースティックマイルス時代と、70年度以降のエレクトリックマイルス時代で、大きく作風が異なりますが、このアルバムは名盤中の名盤として知られる「カインド・オブ・ブルー」とほぼ同じメンバーの作品です。全編を通じてお洒落な雰囲気で、ジャズに対して普通の方が持っているイメージそのものですね。



チェット・ベイカー・シングス[ヴォーカル] チェット・ベイカーのボーカルアルバムとして有名で、代表作として多くの人が真っ先にあげるのが本作です。トランペッターだったチェットが歌うようになったのは50年代はじめのこと。中性的でアンニュイな雰囲気が、この上なく都会的です。ルックスがジェームス・ディーンによく似ています。