末期ガンになったIT社長からの手紙僕はブックオフによく行くのだが、この間見つけたのが末期ガンになったIT社長からの手紙という一冊。2006年6月発刊のちょっと古い本だ。内容はIT業界で大きな成功を手にした若き起業家が「末期ガン、余命数カ月」の宣告を受け、経過と生きることへの未練を包み隠さず綴るというもの。最後は事業計画書を模して作った「人生の総仕上げ」の公開で締めくくる。いわゆる闘病記なのだが、涙系ではなく前向きな内容で、結構さらりとした読後だ。

僕も昨年大腸癌の手術をしているので、書かれていることのリアリティは身につまされる思いだし、自分のこれまでの人生を肯定しつつ「もう失敗したっていいじゃん」という境地に辿り着いた筆者の肩の力を抜いた考え方にも共感できる。癌再発・余命3ヵ月宣告を受けたのが1月、本の出版が6月、他界したのが10月と、若い命であるがゆえに癌の進行はあまりにも早かった。癌は初期症状が殆どないため、気がついた時には手遅れになる事が多い。この本、文庫にもなっているのでご興味のある方はぜひご一読を。やっぱり癌検診受けようかっていう気になる。

それにしてもブックオフ、じっくり見てまわるとけっこう掘り出し物があるね。