箱根に遊びに行ってきた。12・13年ぶりだ。あの頃はバスフィッシングに凝っていて芦ノ湖もたまに行ったものだ。月日は流れ、いつの間にかバス釣りをやっていると罪っぽい雰囲気になり、幼く可愛かった娘は4月から生意気盛りの高校生だ。

IMG_4506IMG_45108時に家を出発。愛車のHONDA(掃除をサボっているので相変わらず汚い)で東名-小田厚を通り約90分、最初の目的地の大沸谷に着く。箱根を代表するビュースポット、つまり標高が高いだけあって4月なのにとても寒い。ココは何と言っても火山活動の名残りを今に伝える噴煙地ならではの景観と黒玉子だね。横浜と同じ服装で来て「寒い寒い」を連発する妻と娘を連れ、玉子茶屋まで約15分歩いて行く。玉子茶屋周辺はすごい人。僕らも黙って黒玉子を買い、食べる。これで家族全員、7年は長生き出来るっていうもんだ。

その帰り、極楽茶屋っていう食堂の前で、息子が「黒ラーメン」のノボリを発見。ぜったい食べたいと言うので中に入る。このIMG_4519黒ラーメン、スープは業務用と思われるクセのないトンコツスープで、麺は真っ黒な中太ちぢれ麺。黒いのはイカスミと思ったが炭だそうだ。味の方は、そうだねえ、峠の食堂っていう感じかな(笑)。麺も特に変わった味がするわけではなく、ただ黒いだけ(笑)。それにしても黒い麺って、何か食欲がわかないもんだな。大沸谷は10時を過ぎると駐車場が満車となり、渋滞が延々と続く。この渋滞は他に迂回道はなくUターンもできないので、ひたすら待つだけとなる。要注意だ。

IMG_4538大沸谷の次は、これまた定番の「彫刻の森美術館」。ココは野外彫刻とピカソコレクションがやっぱり見ものだね。テーマパークのようにお膳立てが出来ていて"遊ばせていただく”ものじゃなく、アートで感性を磨いて能動的になって欲しいという親心はまったく理解されず、我が家はただの散歩をして終わり(涙)。ネットの森などはアートと遊びが融合した傑作だと思うのだが、まったく興味は沸かないようだ。ミュージアムショップでお土産を買って「せっかく箱根に来たんだから芦ノ湖に寄って帰ろう」という事になり、元箱根に向かう。


IMG_4570芦ノ湖のほとりで散策でもしたいなあと言うと、妻と娘がまたまた寒いから嫌だとが言い出す。「箱根関所の方に温かいおしるこがあるぞ」と適当な事を言って何とか連れ出す(やれやれ)。関所の中の茶屋では本当におしるこを300円で売っていて、これを食べた訳だが「こりゃあ、アメリカンしるこ?」って思うくらい薄い。そして大変まずい。いくら一見さんでも、こりゃあないよな。

それにしても山道の運転は疲れた。帰りの渋滞も疲れた。昔はスキーや釣りによく行き、こんなの何ともなかったのにね。我が家は今、みんなでテレビを見てゲラゲラ笑っている。自然の中で観光をするより、家でまったりテレビがお好みのようだ。最近、ひきこもり一家である。