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フライフィッシングに行った。去年は癌の手術でそれどころではなかったので、たぶん2年ぶりになるだろう。釣り場はたまプラーザの北にあるフィッシュオン王禅寺。プロフィールにフライフィッシングが趣味だと書いてあるが、考えて見ればここ5年くらいはココしか行っていない(しかも年1度である。トホホ TДT)。フライフィッシャーと言えば渓流で華麗にループを描くイメージがあるが、僕の場合は近くの巨大な釣り堀ばかりで、しかもコールマンの椅子に座って、ルースニングでやる訳だから、本当に根性がない。フライよりもヘラブナ釣りの方が性にあっているのかもしれん。

フィッシュオン王禅寺は平日だというのにそこそこ人がいて、しかも年配の方々ばかりである。「普段の日に釣り堀なんてノンキでお気楽な人間が多いなあ」「だから日本はダメなんだよな」と思ったが、僕もその一人であることに気がついた。さっそくフライをティペット(糸)に結ぼうとしたが、なんと老眼で針の穴が見えない。メガネをオデコにのせて裸眼で針に糸を通す。カッコ悪い。傍からみると立派なオジンだ。こうして人間が歳を重ねていくんだなあ(しみじみ)。

気を取りなおして早速キャスティングする。うわあ、ループがヨレヨレだあ。1年に1回しかやらないんじゃ腕もニブルわけだね。しかし、そこは釣り堀である。1・2回でアタリがある。こういう時TV番組なら「フィッシュオン!」とナレーターが言うのだが、気分を出すため自分で「フィッシュオン」とつぶやいてみる・・・。

なんかクシャミをしたみたいで間抜けなので、次からはやめる。

すいている事もあって入れ食い状態なので、どんなフライにも食いついてくる。簡単過ぎてだんだん飽きて来る(釣れたら釣れたで飽きるとは実に身勝手だ)。そこで、セブンイレブンで買った弁当を食べて一息いれる事にする。お腹がいっぱいになると更にヤル気がなくなり、3時間くらいで釣りはやめにした。

IMG_5739IMG_5737さて釣り場や魚の写真があると、それっぽいブログになるのだが、デジカメを忘れたので、僕のフライボックスを載せておこう。毛鉤を作るのをタイイングというのだが、フライフィッシングが他の釣りと決定的に違うのは、このタイイングにある。水中昆虫のステージごとに似せた疑似餌を自分で作るところが、実にクリエイティブ&アート!なんだね。タイイングをすると何となく自然と、そして自己との対話ができる気がする・・・。

と、立派な事を言っても1年に1回、しかも釣り堀しか行っていないんだから説得力に欠けるよなあ。