サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウンまた冬に逆戻りですね。花粉で鼻がグショグショするのに、天気は雨。しかもとても寒い(  ̄っ ̄)ムゥ。こんな日は濃い目のコーヒーでも飲みながらjazzを聴くのが最高ですね。

今、KENWOODの古いステレオセット(K'sっていうやつ)で流しているのはサラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1という一枚。この作品は約1年半後に急逝するブラウニー(クリフォード・ブラウン)とサラ・ヴォーンとの一期一会が生んだ奇跡的な名盤。サラ・ヴォーンの深い情感に満ち溢れたヴォーカルに,ブラウニーの香気に満ちたトランペットがスマートに絡みついて、その美しい世界にいつまでも浸っていたくなる一枚です。1曲目の「バードランドの子守唄」をはじめ、お馴染みのスタンダードナンバーが並び選曲が抜群にいいです。「エイプリル・イン・パリ」「エンブレイサブル・ユー」「セプテンバー・ソング」といったバラードがしっとりと歌いこまれ、50年代ジャズの最良の部分が伝わってきます。

ブラウニーの女性ボーカリストとの競演は、本作品の他にダイナ・ワシントンの『ダイナ・ワシントン・ウィズ・クリフォード・ブラウン』、ヘレン・メリルの『ヘレンメリル&クリフォード・ブラウン』の3枚ありますが、どれもホント素晴らしい作品ですよ(´∀`*)。