51rjC033OIL__SL500_AA300_41KD855W25L__SL500_AA300_若い頃には好みじゃなかったけど、年を重ねてだんだんと好きになってきたアーチストっているよね。僕にとっては長淵剛などその例で、昔は何かしょんべん臭く垢抜けず好きじゃなかった。「順子」「乾杯」がヒットしていた頃はまるで興味はなく、紅白にライブ中継で出て20分近くも歌った時は「なんじゃコイツ」みたいに思い、桑田佳祐とのトラブル(すべての歌に懺悔しな!!による論争)では、大人の対応がカッコ良かった矢沢に比べてまるで小学生みたいに反抗心丸出しだったし、石野真子や志穂美悦子と結婚したうえ国生さゆりと不倫した時は腹がたった。とにかくだ、あまり好かんかったわけだ。

そんな僕が長渕を聞くようになったのは、人生に躓いた時。「まるで俺のことを歌っている」ように感じられたから。何と言っても歌詞がいい。メロディーメーカーとしての才能はあまりないように思うけど、聞き返すだけの深みがある。アメリカにブルーススプリングスティーンがいるなら、日本は長淵だぞっていう感じ(´∀`)。不器用だけどソウルがあるね。

今日は2000年以降に発表された作品の中からフェバリットな2枚を勝手にご紹介したい。
1枚目は2009年のFRIENDS。このアルバムは捨て曲なしの粒ぞろいだ。Blue Jeans・Jungle Gym・蝉 semi・青春・・・全体としてジャパニーズロック。でもバラードには切なくて泣け、シンプルな歌詞は心を打つ。2枚目は2001年の空 SORA。このアルバムは曲・歌詞・サウンドの3拍子揃っていて、歌詞の言葉の一つ一つに優しさ・決意・ 力強さ、そして「勇気」がある。この2枚は辛い時にぜひ聞いて欲しい。

それにしても長渕。昔はどういうヤツが聞いているのか想像もつかなかったが、この歳になってやっとわかったよ。