51k1jRQro9L__SL500_AA300_今日は知的で小粋、それでいてちょっとアンニュイなjazzアルバムをご紹介します。それは「ブロッサム・ディアリ」っていう一枚。ブロッサム・ディアリーがピアノを弾いている1956年にアメリカで吹き込んだシャンソンとジャズのスタンダード曲のアルバムです。

メガネを掛けたジャケット写真の彼女は小学校の先生のようですが、声はキュート系コケティッシュな感じ。パリ録音っぽい小粋さが漂い、あまりチカラが入っていないところがとても良いです。ベースはレイ・ブラウン。そのサポート振りは見事です。いい仕事してます。録音は1956年9月。この時代にはホント良い作品が多いです。

休日の早い時間、このCDをかけながら飲むコーヒーは最高ですね。

【プロフィール】
1926年4月28日ニューヨーク州イースト・ダーハム生まれ。40年代中期はウディ・ハーマン楽団やアルヴィノ・レイ楽団のコーラス・グループで歌った。52年にはフランスに渡り、アニー・ロスと“ザ・ブルー・スターズ”というコーラスを結成し、「バードランドの子守歌」をヒットさせた。56年にノーマン・グランツの誘いで一時帰米、ヴァーヴに6枚のアルバムを録音した。活動は米国とヨーロッパで行なっており、N.Y.で自らダフォディル・レーベルを設立するなどの意欲的な活動をした。(CDジャーナル データベースより)