7b7b5571160fbf2f6d4a127de1d93b18週末の夜、いかがお過ごしでしょうか?

僕はちょっと夏バテ気味かな。 こんな時は浮遊感のあるサウンドが気分っていう事で、あのPinkFloyd(ピンクフロイド)のを聞いている。フロイドのコンセプトメーカーだったロジャー・ウォーターズが抜け、デヴィッド・ギルモア主導で作成された2枚目だ。リチャード・ライト(キーボード)が復帰した点が前作「鬱」と大きく違うところで、作風は1970年代のフロイド全盛期に近い。評論家筋にはあまり評判が良くなかったが、僕はキャッチーかつ秀逸なメロディーが並ぶこの作品が、とても好きである。 

この作品の魅力は何と言ってもデヴィッド・ギルモアの甘美な泣きのギター。これでもかって言うくらい堪能できる。インスト曲「Cluster One」から「What Do You Want From Me?」、タイトル曲「Poles Apart 」、そして「Marooned」へと続く頭からの流れは、まさにギルモア節全開っていう感じだ。知的で叙情的、幻想的な世界は唯一無二のもの。いやあ参った。ギルモアのギターはいいなあ。

1970年代のプログレッシブロック全盛時代にイエス・キングクリムゾン・ELPなど並んで人気が高かったPinkFloyd。同じプログレバンドでも技巧に走らず、けだるい叙情的、退廃的なサウンド世界を追求していった彼らの作品は、ドラックのお供という事でも大変人気が高かった。

ちなみに僕は大のPinkFloydファン。作品としては「炎」「おせっかい」と並んでこの「対」が好きである。