ずっと気I003429125_349-262になっていたアンディー・ウォーホル展に行ってきました六本木にある森美術館はちょっと遠いですが、だいぶ暖かくなってきましたので思い腰を上げました。今回の回想展は700点にもおよび初期から晩年まで代表作を一気に見ることができます。

アンディー・ウォーホルは若い頃から好きなアーチストなのですが、断片的に作品を知っているだけで、今回のように時代を追って体系的に見るのは初めてです。早めのランチをエーエス クラシックス ダイナー (オールドファッションドなバーガー屋。やばいくらいに激ウマ)で済ませ、森美術館についたのは昼過ぎ。前評判の割には、そんなに混んでいなくてあっさandywarhol_04り入れました。来場者は意外なほど若い人が多かったですね。マリリンモンロー、キャンベルスープ、毛沢東などのあまりにも有名な作品ももちろん良かったのですが、僕が一番今回気に入ったのはバスキアとのコラボ作。映像作品のスクリーンテストも意味深でした。

現物で見るとアンディー・ウォーホルのずば抜けた色彩感覚に驚きです。色の持つ共感覚、色面の割合、隣接色のバランス。最近、老眼が強くなった僕はちょっとクラクラしましたが、強く奇抜な色の組み合わせがギリギリのところで釣り合っているのが凄いです。米国的な商業主義・大量主義の中から生まれたポップアートという側面の他、改めて観ると意外な発見があり面白いです。