IMG_2543上大岡に萬珍楼出身の日本人シェフが営む広東料理店がある。そう聞いたのは先月の中頃だった。11月の最初の日曜日、洗車のついでに訪れてみた。

その店は福鼓樓という。化学調味料を一切使わず国産野菜にこだわった体に優しい料理というのがコンセプトらしい。僕のように歳をとって来た人間にはピッタリである。店の雰囲気は街の中華屋とは明らかに異なる上海モダンスタイル(紅虎餃子房みたいヤツ)、とても小綺麗だ。

初めてなので普通のランチセット(前菜・薬膳スープ・主菜・杏仁豆腐で1400円)を頼み、主菜を僕は「恵水ポークと青菜・じゃが芋のうま煮」、妻は「海鮮IMG_2542jpg_effected-001と琵琶豆腐、春雨の沙茶醤油仕立て」を選んだ。運ばれてきた料理は食材が豊富で処理も丁寧にされているが、一口食べて「あれっ?ずいぶん薄いなあ」と感じる。化学調味料を使わないにしても、もう少し旨味を感じさせる工夫をして欲しいところ。妻は「1400円で4品もついて、ポットのお茶までサービスしてくれて、何ごちゃごちゃ言ってるの」と極めてクールである

普通の街にこのようなレベルの高い中華料理店があるのは、やっぱり横浜である