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ピピロッティ・リスト妻とピピロッティ・リストの「からから」を見に原美術館に行ってきました。ピピロッティ・リストはEver Is Over Allで一躍有名になったスイスのアーチスト。音楽と映像を融合したストーリー性のあるビデオ作品が多く、鮮やかな色彩、シアトリカルなセッティング、リズミカルな編集、そしてユーモアに富んだ全く新しい映像表現を通じて、ビデオというメディアの可能性を広げています。現在もっとも人気の高い現代美術作家の一人だそうですよ。

あなたに大賛成僕が一番興味深くみていたのは「あなたに大賛成」という作品で、スーパーマーケットをふらつく女性の顔に、小さな全裸の男女が交互に登場するのです。彼らは何者なんだろう?見ていて謎が解けるかと思いきや、ますます深まるばかり。妙な印象でちょっと後味が悪いです。妻はリストの作品を「さくらももこみたいに身を削って作品を作っているようで、見ていてちょっと切ない」と、現代アートについて書いている記事ではありえない感想を漏らしておりました(怖いものなしの歳になってきたからね。でも意外と核心を突いているかも)。

イメージケーキアートで心に栄養を与えた後は、館内のCafeでお腹にも栄養(またかいな、笑)。ここのカフェは、芝生の中庭に面していて気持ちい空間です。僕らはデザートセット(好きなケーキと、コーヒーまたは紅茶で¥1000)を注文。ケーキはイメージケーキというのにしてみました。今のケーキはリストがイメージなんでしょうかね(ちょっと甘すぎるかな)。

タイトルの「からから」は日本語の「乾燥した状態」や「からからと笑う」といった語感や意味から、アーチスト本人がつけたそうですが、作品の雰囲気とは違うような気がします(そう思うのは、僕だけかなあ?)